INGENは農業の主体である植物(あるいは菌・虫)そのものを中心にした生物・化学・物理学を横断した独自の分析方法(特許出願済み)を取り入れています。
これまでの農業研究や栽培分析は「土壌診断」や「環境制御」という言葉が表す通り、チッソ・リン・カリを代表とする化学性と、温度・照度・土質といった物理性を分けて考えることが当たり前でした。
しかし、「土壌診断」や「環境制御」などの要素は、植物間接的に影響を与える要因にすぎません。
いくらまじめに環境要因だけをみて管理し、マニュアル通りの「理想の飽差」「理想の施肥バランス」を実現しても、例えば、植物そのものが弱っていれば、それはその土地ではマニュアルにある値は理想ではなかったということになり、その土地の栽培条件に合わせた技術の最適化が必要です。
そこで、INGENは、環境要因や農作業を、理想の品質・収穫量を達成するためのツール・アプローチの一つととらえました。 Mr.カルテ式分析で、物理性・化学性・そして農作業を偏りなく「アプローチ方法別」に分析することで、天気や環境要因が変化しても、農業者一人ひとりが柔軟に農作業をカスタマイズできるような仕組みづくりに貢献していきます。
株式会社INGEN
代表取締役 櫻井 杏子